部署のレイアウトを変更していた際にシャットダウンがなかなか終わらなかったのでコンセントを抜いて移動させた。移動が終わったので、再度ケーブル類を挿して起動してみたがうまくいかなかった。パソコンの保守をお願いしているところに来て見てもらったが普通の方法ではデータを取り出すことができないから専門の業者にお願いした方がいいと言われてしまった。月末で必要なデータがたくさんあり処理ができないため早急にデータを取り出してほしい。

１〜４番までのハードディスクに読み込みができないなどの物理的な異常は見当たりませんでした。
磁気情報が破損しておりハードディスクの記録領域の区切りがない状態でした。

99%以上のデータを復旧できました。

１〜４番までのハードディスクの磁気情報から、元の記録領域を解析しました。その記録領域から、RAIDによる仮想領域を再構築致しました。

まずは、ハードディスクに物理的な異常がないか初期診断を行いました。物理的な異常があった場合にデータの復旧の難易度が上がり時間がかかったりします。
初期診断の結果、物理的な障害はないようなので論理障害であると判定しRAID用の診断ツールに切り替えました。
診断ツールにて記録領域を解析した結果元の記録領域の構成が判明したためその情報からRAIDを再構築いたしました。
データ容量が多く全てのデータを復旧するのに時間がかかりましたが確認する限りではデータの破損がなく非常に良い状態で復旧出来ました。
急ぎで必要なデータもすぐにお渡しできたのでお客様にもご満足頂けました。